『キル・ビル』 2003年 米国 クェンティン・タランティーノ監督作品 オタク監督タランティーノの5年ぶりの新作が『キル・ビル』である。アジア映画を愛するこの御仁、サブカルチャーの象徴となりつつあるが担がれるだけの神輿は嫌いのようで、(彼の大好きな『仁義なき戦い』にこんな科白があったはず)自分で騒ぎたい人らしい。 こんなガイジンを生んでしまった背景に「ザトウイチ」など知的階級が首をかしげるような映画群が関係していることは、非常に痛快であると思うのだが、いかがであろうか。
黄色のトラックスーツをきたユマ・サーマンとソニーチバ(千葉真一)というだけで、監督の目指す方向性が見えてしまう人は是非是非見に行きましょう。
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