美術館・展覧会情報

…日頃の学習やスクーリングの前後の見学に役立ててください。なお、各常設展の詳細は各博物館・美術館のHPをご参照ください。また各施設の特別展に関するリアルタイムの情報については、「展覧会の情報を入手する」をご参照ください。

金子典正(教員)  会期が残りわずかとなりましたが、上野の東京国立博物館では「特別展 仁和寺と御室派のみほとけ」が3月11日(日)まで開催されています。ツイッター「芸術学コースのつぶやき」でも少し書きましたが、今回の展覧会は仁和寺の至宝はもちろんのこと、全国の御室派の寺院のみほとけが大集合しており、大変見ごたえのある内容となっています。とりわけ大阪葛井寺千手観音像、兵庫神呪寺如意輪観音像、福井中山寺馬頭観音像など、秘仏として大切に伝えられてきた数々のみほとけが信じられないほど間近でじっくり拝見できることは大変有難い機会です。こうした充実した展覧会をみるたびに、大切なご本尊の出開帳をお許しくださったお寺さま、展覧会開催に至るまでの学芸員さんたちの苦労がひしひしと伝わってきて、改めてものすごいスケールの展覧会だと感じました。 仁和寺と御室派のみほとけ

三上美和(教員) 横山大観展―東京画壇の精鋭―  皆さん、こんにちは。三上です。寒い日が続いていますが、お変わりございませんか。早いもので、1月も終わりですね。  今回は山種美術館の「横山大観展―東京画壇の精鋭―」(2月25日まで)を紹介します。今年は大観生誕150年に当たり、それを記念した展覧会です。

加藤志織(教員)

 世界三大美術館の一つに挙げられることもあるエルミタージュ美術館の貴重なコレクションの一部を展示する企画展が、2017年の春から日本を巡回中です。まず3月中旬の東京を皮切りに、7月からは名古屋の愛知県美術館、そして10月からは兵庫県立美術館に移動して現在公開されている。その大エルミタージュ美術館展について紹介します。

神宮御神宝の美

カテゴリー: お知らせ, 愉快な知識への誘い, 美術館・展覧会情報 |投稿日:2017年11月26日

比企貴之(教員)  伊勢神宮では、20年に一度、正殿はじめ諸殿舎を新たに造替するとともに、殿内に奉納される装束・神宝などにいたるまでを調進し、新宮に神霊を遷す一大事業がおこなわれる。これを式年遷宮と称す(「式」はさだめの意。「式年」で定めの年の意)。初めて催行されたのは、内宮が持統天皇4年(690)・外宮がその翌々年というから、いまから1,300年余りも昔のことである。以来、先頃2013年(平成25)の催行まで、中世の室町時代に120年ほどの途絶はあったものの、62回を数えている。

熊倉一紗(教員)

みなさんは、ふだん、レポートの準備や授業の予習・復習のため、もしくは小説などを読むため、本を手に取ることは多いと思います。その場合、たいてい「中身」を読むことに集中し、本そのもののデザインに注目することは、あまりないでしょう。しかし、1冊の本には、私たちの感覚を刺激する魅力がたくさん詰まっています。そのことをあらためて思い起こさせてくれたのが、京都dddギャラリーで開催の「平野甲賀と晶文社展」(会期:9月14日〜10月24日)でした。

京都dddギャラリーは、グラフィックデザインを中心に展覧会を企画・展示している数少ない施設(観覧料は無料!)で、大日本印刷株式会社(DNP)が運営しています。この京都dddギャラリーで先日まで開催していたのが「平野甲賀と晶文社展」でした。平野甲賀という名前は知らなくても、カッサンドルのポスターがあしらわれた沢木耕太郎『深夜特急』の装丁家といえばわかる、という方もいらっしゃるかもしれません。

三上美和(教員)  皆さん、こんにちは。ものすごく久し振りの更新ですが、お変わりなくお元気でしょうか。7月に入り、ますます暑くなってきましたね。  先月になりますが、出光美術館「水墨の風 長谷川等伯と雪舟」サントリー美術館「神の宝の玉手箱」(いずれも7月17日まで)に行きました。

三上美和(芸術学コース教員)

皆さんこんにちは。なかなか時間を作れず更新が遅くなってしまいました。でもなんとか滑り込みで最近見た展覧会をいくつか紹介します。内容は全く違いますが、いずれも意義深いものでした。

 

一つめは、府中市美術館の「東京・ソウル・台北・長春ー官展にみるーそれぞれの近代美術」。この展覧会の一番の意義は、開催に至ったこと、これに尽きると言っても過言ではありません。というのも、日本で最初の政府主催の展覧会、文展(文部省美術展覧会)に関しては、これまでも紹介されてきました。しかし本展のように、日本統治下の台湾、朝鮮、そして日本の強い影響下に置かれた満州でも開催されていた官立の展覧会と一緒に展観されたことはありませんでした。東アジアの近代美術という大きな視点で美術史を捉える新しい試みであり、日本、台湾や韓国の学芸員による共同企画という点も大変意義深いものです。

私としては、初めて知る画家、彫刻家が多く、充実した作品と出会うことができたのも収穫でした。詳細な図録も、今後の同様の展覧会の基礎となることでしょう。本展は府中市美術館を経て、現在は兵庫県立美術館に巡回しています(7月21日まで)。

関西圏の美術館:奈良国立博物館

カテゴリー: 美術館・展覧会情報 |投稿日:2014年5月24日

 奈良国立博物館では、主として日本の仏教に関する美術工芸品を展示。なら仏像館(本館)の名品展「珠玉の仏たち」では、飛鳥時代から鎌倉時代に至る仏像を中心に日本彫刻と中国の諸作品を幅広く紹介。西新館の名品展「珠玉の仏教美術」では、絵画・書跡・考古・工芸のジャンル別に展示。また随時特集展示なども開催されている。貴重な仏教美術が幅広く展示されており、仏教美術史を実地で学べる貴重な場所となっている。

その他の地域の美術館:大原美術館

カテゴリー: 美術館・展覧会情報 |投稿日:2014年5月24日

 日本で最初の西洋美術専門の美術館として昭和5年開館。倉敷紡績社長である大原孫三郎が信頼し、支援した洋画家児島虎次郎が現地で収集したコレクションを出発とする。戦前唯一の西洋美術館として大きな役割を果たした。現在は工芸、現代美術まで幅広く収集、展観している。倉敷を訪れたらぜひ見学してほしい。久しぶりに同館HPを覗くと「まだまだすごいぞ大原美術館!」という劇画調の画面で驚く。老舗にもかかわらず地道かつ過激に攻め続ける姿勢はすばらしい。

首都圏の美術館:東京国立博物館

カテゴリー: 美術館・展覧会情報 |投稿日:2014年5月24日

 同館は、日本で最初の博物館として明治5年に開館以来、美術の愛好者のみならず、研究者、制作者に大きな影響を与えてきた。特別展ももちろん充実しているが、特に常設展は、日本美術史を通史的に鑑賞でき、美術を学ぶ者にとって大変貴重な場所である。一度ならず、展示替えごとに足を運んでほしい。