さまざまな学びのサポート(イベント)
公開特別講義
外部講師を招き、京都・東京でそれぞれ年1度開催。各分野で活躍する特別講師の話を聞くことができます。芸術学コース以外の方、一般の方、どなたでも聴講可能です。みなさま奮ってご参加ください。
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勉強会「芸術をめぐる(おいしい)お話の会」
芸術学コース主催の勉強会を2017年度から新たに開催しています。毎回、ゲストスピーカーをお招きし、芸術をめぐる(おいしい)お話をしていただきます。(おいしい)とは(おもしろい)ということでもあり、拝聴するだけで、芸術が好きになり、感覚が豊かになること必至のお話です(そうなることを望んでいます)。 (おいしい)ということにちなんで、参加者は、となりどうしが交換できるほどの粗菓などを用意していただくと幸いです(もちろん手ぶらも大歓迎です)。 また会の終了後は、親睦の宴席を予定しています。
過去の開催の様子はこちら。
[今後の開催予定]
「第三回、芸術をめぐる(おいしい)お話の会」
1、梅原賢一郎「頭の哲学と肉の哲学(ロゴスとレンマ)-からだにやさしい哲学を求めて-」
2、加藤志織「16世紀のヴェネツィア絵画におけるエロティシズム表現について―」
日時:2018年10月13日(土)14:00 ~ 17:00
場所:瓜生山キャンパス(教室は当日掲示)
※事前申込不要。参加無料。一般の方、他コースの方を含めどなたでもご参加いただけます。「芸術学コースでどんなことが学べるのか」「どんな先生から学べるのか」気になっているという方にもお気軽にご参加いただける雰囲気です。
1、「頭の哲学と肉の哲学(ロゴスとレンマ)―からだにやさしい哲学を求めて―(おいしいお話①)」(梅原賢一郎)
最近、〈レンマ〉という言葉を耳にすることがあります。もう半世紀もまえ、当時、京都大学の名誉教授であられた山内得立さんが書かれた、『ロゴスとレンマ』(岩波書店)という本がひそかに復興(ルネサンス)の気運にあるようなのである。
古代インドでは、もののあり方を、①ある ②ない③あるのでもなくないのでもない ④ありかつない、に分けて考えていたようです。サンスクリット語のチャトゥシュ・コーティカのことで、それを、ギリシャ語で、テトラ・レンマといいます(ちなみに、漢訳では、「四句分別」といいます)。テトラとは「四つの」ということですから、四つのレンマというわけです。レンマの原義は「つかむ」とか「とらえる」とかにあるようですが、ここでは、存在把握の四つのあり方ぐらいにとらえておきます。
そのうちの第三番目、「あるのでもなくないのでもない」を強調したのは、大乗仏教の祖、ナーガールジュナでした。「なにものも滅することなく、なにものも生ずることなく(不滅不生)」という有名な帰敬偈ではじまる、その主著ともいうべき『中論(中間を讃える書)』は、第三のレンマで貫かれています。第三のレンマの賞讃の書物ということができます。
他方、ヨーロッパ的な〈ロゴス〉は、「ある」か「ない」かです。それしかないのです。基本的な論理の一つ、排中律(Aであるか非Aであるかのどちらかである)が示しているように、「ある」か「ない」か以外はないのです(中間はないのです)。つまり、「生ずる」か「滅する」かです。「すぐれている」か「おとっている」かです。「がんばっている」か「なまけている」かです。そして、おおよそ、対立する二者のあいだに、上下や優劣の関係を立てます。ややもすれば、下や劣のものが切り捨てられます。いってみれば、「からだにきつい」論理です。
〈レンマ〉のほうは、そのようなことはありません。存在把握のそのような立場に立って、あたらしい哲学の模索ができないものか、考えてみたいと思います。もっとも、芸術活動は、レンマ的なものと深くかかわっていることはまちがいがありません。
2、「16世紀のヴェネツィア絵画におけるエロティシズム表現について―(おいしいお話②)」(加藤志織:京都造形芸術大学 通信教育部 准教授)
ルネサンス期のイタリアにおいて、絵画のテーマ、物語表現、空間表現、身体表現は大きく変化しました。これだけに止まることなく、ルネサンスが最高潮に達する16世紀前半には、それまでの社会においてタブー視されてきた性的なイメージ、すなわち女性の裸体を扇情的に描いた絵画が制作されるようになります。とくに北イタリアのヴェネツィアを活動拠点としていたティツィアーノ・ヴェチェッリオは、大画面の裸婦像をみずからの得意ジャンルのひとつとして積極的にアピールし、ヨーロッパの権力者たちから多くの依頼を得ました。今回は、このヴェネツィア派の巨匠であるティツィアーノを中心に、盛期ルネサンス期に制作された絵画、彫刻、文学作品にみられるエロティシズムについて紹介したいと思います。
※過度な性的場面を題材とした絵画や文学についてふれる箇所が講義には含まれております。
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学習相談会-フライングカフェ
芸術学科4コース合同で年に2回ほど「フライングカフェ」と題して行う、学外研修+学習相談会。終了後には懇親会もあり、教員や在学生、卒業生との交流の機会となっています。
秋の収穫祭
通信教育部の教職員が、全国に出向いて行う公開講座。その土地に根付いた講座を聞くことができます。
airU―インターネット上の学びのプラットフォーム
airUマイページではweb上でも学ぶことができ、単位の取得状況、成績など卒業に必要な情報を確認できます。テキスト科目のテキストの閲覧、レポートの提出が可能です。スクーリング科目の受講申込も簡単にできます。
コミュニティ型WebサイトairUキャンパスでは学生間や学生と教員、在学生と卒業生の間で交流をすることも出来ます。
「藝術学舎」との連携
本学が提供する社会人向け講座「藝術学舎」の講座が通信教育部の単位として認定されます。バラエティのある講座を受講し学びの幅を広げ、単位を取得するチャンスがあります。