首都圏の美術館:三溪園
横浜で活躍した生糸貿易商である原富太郎(号・三溪1868年-1939年)が築いた横浜本牧にある日本庭園。自宅のある内苑とそれ以外の外苑からなる。三溪は多くの貴重な古建築を移築し、明治39年(1906)年、外苑部分を一般に公開。明治末から大正初期、ここで三溪が支援していた今村紫紅、安田靫彦ら若手の芸術家たちを集め、古美術の名品を鑑賞させたことも特筆される。戦後遺族から横浜市に譲られ整備された。なお、三溪蒐集の近代美術の多くは、東京国立博物館に所蔵されているため、常設展で見ることが出来る。 重要文化財の古建築が四季折々の花や木々の中に点在する景色は、実に美しい。アップダウンのある園内の散策には、春のGWか秋の行楽シーズンがおすすめ。本学のスクーリング「現地研修」でも例年秋に訪問している。季節ごとに様々なイベントが開催されているので、HPをチェックしてから行くと良い。三溪が考案したという「三溪そば」も一度は食べてみよう。
- 休館日 :12月29日、30日、31日
- 開館時間:9時~17時(入園は閉園の30分前まで) *行事開催に伴い開園時間を拡大する期間がある。また、天災、不慮の事故などの不測の事由により開園時間を短縮する場合あり。園内茶店、ミュージアムショップ、抹茶処の営業時間は、店舗により異なる。
- 観覧料 :大人(中学生以上)500円、シニア(65歳以上)300円、こども(小学生)200円
- HP :http://www.sankeien.or.jp/