文献案内:木下史青『博物館へ行こう』岩波ジュニア新書571
杉崎貴英(本学講師)
木下史青氏は、東京国立博物館で展示デザイナーとして活躍中の方。
【プロフィール】http://webarchives.tnm.jp/members/shisei/
【インタビュー】http://www.tansei.net/casestudy/no16/tnm/main.htm
【東博の展示】http://www9.plala.or.jp/gentleman/inoken/05TYO/05tyo.htm
【大学の授業】http://www.pcs.co.jp/joshibi07/jsb_univ_syllbs15.pdf
(pdfファイルです。34ページ目。「展示デザイン」で検索すると便利)
紹介文にある「記念撮影したくなる展示風景」は、これまでもたびたび木下氏が述べているものです。本日7月20日、全国の書店で発売されます。木下氏の仕事とこだわりが、御自身によってどう語られるのかが興味深いところです。
この岩波ジュニア新書、私の学んだ中学校・高校の図書室にも並んでいました。公共図書館では、児童書のコーナーに置いてあったり、“YA(ヤングアダルト)コーナー”にあることも多いようです。
シリーズ最初の1冊は、中学校の教科書にも登場する『東京が燃えた日』。それ以降の各冊はまことにバラエティに富み、とくに専門的な研究領域を、そのプロフェッショナルが、中学生・高校生にも読みやすいように述べているものが多くあります。テキスト科目「日本美術史」の参考書に挙げている、
水野敬三郎『奈良・京都の仏像めぐり』もその一つ(http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/50/4/5000890.html)。
博物館関係では、『博物館を楽しむ──琵琶湖博物館ものがたり』(http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/50/5/5003600.html)があります。
その他、本学でもかつて教鞭をとっておられた村井康彦先生の『日本の文化』(http://www.iwanami.co.jp/cgi-bin/isearch?isbn=ISBN4-00-500409-1)もあります。
あわせてご紹介まで。芸術・美術関係のテーマがもっともっと増えたらいいのに、とも思うのですが……。