こんにちは、芸術学コースの金子です。今回はわたしが専門とする仏像のお話をしたいと思います。

拈華微笑 2021 (1):旅の思い出・西安

カテゴリー: コースサイト記事 |投稿日:2021年2月7日

金子典正(芸術学コース教員)

  白日何短短   百年苦易満

 唐代の詩人、李白は「短歌行」の冒頭で「白日は何と短いのだろう、百年もあっという間に満ちてしまう」と詠っています。「人生は短い、人生を楽しもう!」という意味ですが、コロナ禍のなか、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

金子典正(芸術学コース教員)

皆さん、こんにちは。近年、若き日の秦の始皇帝や当時の将軍たちの生きざまを描いた漫画『キングダム』が人気を博していますが、今回は始皇帝より少し前の時代を生きた管仲について少し書きたいと思います。

この秋は正倉院北倉の宝物に注目!

カテゴリー: 美術館・展覧会情報 |投稿日:2019年6月9日

金子 典正(教員)  皆さん、こんにちは。金子です。あっという間に6月となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。今月が終われば一年の半分が終わってしまいます。本当に早いですね。さて、今年は年が明けてから新天皇の御即位を記念して全国各地の寺社仏閣で様々な特別公開が行われていますが、先月の今年の奈良国立博物館の正倉院展の発表にあわせて、東京でも正倉院宝物をみることができる「御即位記念特別展 正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美」が東京国立博物館で10月14日(月)~11月24日(日)に開催されることが報道されました。奈良国立博物館と東京国立博物館で正倉院宝物を同時に展示するのは初めてのことで、さらに今回の御即位を記念して、いずれも超有名な宝物が久しぶりにお披露目されます。

今秋の仏教美術の展覧会情報

カテゴリー: お知らせ美術館・展覧会情報 |投稿日:2018年9月10日

金子正典(教員)  みなさん、こんにちは金子です。いかがお過ごしですか。日頃の研究や勉強は大切ですが、やはり息抜きは必要ですよね。そんな皆さんにお役に立てればよいのですが、今回はわたしが専門とする仏教美術の今秋の主な展覧会情報を整理してお伝えします。スクーリングで瓜生山キャンパス、外苑キャンパスを訪れる際には、時間に余裕があれは是非お出かけください。

金子典正(教員)  会期が残りわずかとなりましたが、上野の東京国立博物館では「特別展 仁和寺と御室派のみほとけ」が3月11日(日)まで開催されています。ツイッター「芸術学コースのつぶやき」でも少し書きましたが、今回の展覧会は仁和寺の至宝はもちろんのこと、全国の御室派の寺院のみほとけが大集合しており、大変見ごたえのある内容となっています。とりわけ大阪葛井寺千手観音像、兵庫神呪寺如意輪観音像、福井中山寺馬頭観音像など、秘仏として大切に伝えられてきた数々のみほとけが信じられないほど間近でじっくり拝見できることは大変有難い機会です。こうした充実した展覧会をみるたびに、大切なご本尊の出開帳をお許しくださったお寺さま、展覧会開催に至るまでの学芸員さんたちの苦労がひしひしと伝わってきて、改めてものすごいスケールの展覧会だと感じました。 仁和寺と御室派のみほとけ

あの秘仏が展覧会へ:仁和寺の北院薬師さま

カテゴリー: 未分類 |投稿日:2017年9月18日

金子典正(教員)  毎年10月上旬になると学科共通科目「文化芸術遺産フィールドワーク2」で京都市北西部の古刹として名高い仁和寺、法金剛院、高雄の神護寺、栂尾の高山寺を訪れています。

拈華微笑2016(5):論文を書く苦しみ

カテゴリー: 『雲母』について |投稿日:2016年8月25日

金子典正(教員)  論文、報告書、依頼された原稿など、大学で教員として仕事をしていると文章を書く機会は本当に多い。出来上がった文章をパソコンの画面上で何度も読み返し、さらにプリントアウトして何度も読み返す。推敲を重ねて、誤字脱字はないか、表現はおかしくないか、世に出して恥ずかしくないか、時には余計なことを考え過ぎてしまって原稿がなかなか完成しないこともある。

拈華微笑2015(5):考えつづけること

カテゴリー: 『雲母』について |投稿日:2015年8月25日

金子典正(教員)

 お元気ですか? まだまだきびしい残暑が続きますね。体調にはくれぐれも気をつけてください。  さて、今回の私の拈華微笑は、毎年『雲母』9・10月合併号に掲載している「考え続けること」です。この記事はスクーリング以外でなかなか皆さんとお会いできない私からのメッセージです。

金子典正(芸術学コース教員)

 仏教美術といえば、まずは仏教発祥の地であるインド各地の遺跡や、あるいは仏教が東漸して敦煌莫高窟などの石窟が数多く造営された中国の仏教美術が広く知られていますが、実はスリランカの各地には世界遺産に登録されている様々な時代の寺院や遺跡、数多くの仏像が伝えられています。今回はスリランカの仏教美術についてご紹介します。