金子典正(芸術学コース教員)
お元気ですか?まだまだきびしい残暑が続きますが、体調にはくれぐれも気をつけて何とかこの夏を乗りこえて欲しいと思います。さて、今回の私の拈華微笑は、昨年の同時期に掲載した文章をほぼそのまま引用します。これはスクーリング以外でなかなか皆さんとお会いできない私からのメッセージです。ぜひご一読ください。
金子典正(芸術学コース教員)
あと1ヶ月もすれば秋も深まり、今年もまた美しい紅葉の季節がやってきます。スクーリングなどで瓜生山キャンパスを訪れ、足をのばして楽しむ方も多いと思います。大学付近では曼殊院、真如堂、下鴨神社などが綺麗ですね。東山では永観堂、南禅寺、清水寺などが定番です。そして全国的に有名な場所といえばやはり通天橋の紅葉で名高い東福寺があげられます。
金子典正(芸術学コース教員)
今回の私の拈華微笑は、昨年の同時期に掲載した文章をそのまま引用します。これはスクーリング以外でなかなか皆さんとお会いできない私からのメッセージです。今年の3月、卒業式後の「卒業生を送る会」の席上で、みなさんの先輩からも「共感した」というお声をいただきました。参考にしていただければ幸いです。
金子典正(芸術学コース教員)
そもそも研究というものは孤独な作業です。なので、ときどきやめたくなる、くじけてしまう、長く調べものを続けてもいっこうに答えが見つからない、いいことなんて何もない。もういい。もういやだ! そうなってくると、私はよくふて寝をします。
金子典正(芸術学コース教員)
紀元前221年、中国を統一し、はじめて自らを皇帝と称した始皇帝は西安市の東約30キロにある始皇帝陵に葬られ、付近には1万体以上の地下の軍隊である兵馬俑が眠っている。こうした巨大な陵墓や万里の長城の造営、咸陽宮や阿房宮という壮大な宮殿の建設、そして焚書坑儒など、圧政を敷いた始皇帝は後に暴君と評され、司馬遷『史記』をはじめ、近年では咸陽宮における荊軻の始皇帝暗殺未遂を題材としたジェット・リー主演『HERO』を覚えている方もいるだろう。
金子典正(芸術学コース教員)
「少年老い易く、学成り難し」という中国古代の漢文を日本語に読み下すことは一体いつ頃から始まったのでしょうか? その答えを教えてくれる一冊が今回ご紹介する大島正二氏の『漢字伝来』(岩波新書1031)です。大島氏は漢文などの中国語学を長年研究された方で、漢字が中国から伝来して日本語化した歴史を丁寧に解説してくれます。本書の内容は漢字が1世紀頃に日本に伝来したとされる福岡県志賀島出土の有名な金印の話から始まります。